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チャーリー

#12 別れと出会い

突然ですが!


わたくし中村は2023年3月31日をもちまして、ヒミツの組織の事務員を卒業しました。


新卒で入ったヒミツの組織。

非常勤で障害者雇用、2年間でした。


大学4年生の2月、大学卒業を目前に突如就活を始めた。理由は単純で、俳優業とアルバイトで生活していこうと思っていたものの、それでは生活できないという計算に辿り着いたからである。当時は「今からでも入れる会社があるんですか!?」といろいろな人に尋ね回ったものであった。すると、別な秘密の組織で働いている大人の方が障害者雇用について教えてくださった。ちょうど非常勤募集の時期で、舞台の稽古の傍ら面接へと向かった。本命に見事命中し、無事に事務員となることができた。


障害者雇用と一口に言ってもどの部署に配属されるかは採用面接での応答や職歴、学歴など様々な要素を加味して決定される。私は、初年度は常勤の方々と一緒のデスクで、常勤の方々と同じ仕事をさせていただいていた。しかし非常勤なので新人研修はなく、新卒の、しかも就活戦線で戦ったわけでもない私は社会人マナーや大人としての振る舞いに苦戦した。そしてこれは後から分かったことであるが、私は自閉症スペクトラム障害の当事者でもあった。道理でコミュニケーションがうまく行かないわけだ、職場のカウンセラーさんや診療所、上司を頼り、たくさん助けていただいた。


2年目は障害当事者の方々と支援員さんたちのいる部屋に移った。私は元々「障害者雇用」と聞いてコピー取りやシュレッダー作業くらいしか思い浮かべていなかったが、実際には多種多様な業務が回ってくる。詳細は伏せるが、本人の体調や障害の軽重に合わせて、責任の重い仕事も回ってくる(尤も、仕事である以上全ての業務には責任が伴うが)。


人生で必要なフレーズは3つあると思っている。1つは「ありがとう」、1つは「わかりません」、最後は「助けてください」だ。「ありがとう」の重要性は各所で語られているため割愛するが、「わかりません」「助けてください」が言えるだけでも人生はなんとかなる確率が格段に上がる気がする。もちろん言う相手は選んだほうがよいだろうが、勉強がうまく行かない、生活に困難がある、心を病んだ、などなど様々な難しい局面で適切に助けを求めることができれば、きっと世界から見捨てられることはないのだ。と思う。


一区切りとなるが、次は何をしようか。一抹の寂しさは胸にあるが同時に明るい将来が待っている。人生にはわくわくがある。そして、

✿本日の夕方に嬉しい楽しいお知らせがあります!✿

障害があってもマイノリティーでも社会にバリアがあっても、一歩ずつ進んで行きます。


応援よろしくお願いいたします!

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